何かを人に伝えること

自分で文章を書くことではなく、人に自分の言葉で自分の意見を伝えることの大変さを痛感している。

Twitterはもはや、人に伝えることを目的としていないし（本当につぶやき）、ほぼ日手帳にまとめる自分の言葉には、あくまで自分の中で日々あった出来事を整理するためのもので、これもまた誰かに向けた言葉ではない。

昔、アルバイトでWEBライターをやっていたことがあった。そこで実際に行ったことは、流行りのトピックを取り上げて（市場を捉えて）、面白く整形して、文章を書くことだった。しかも自分が書いた文章がそのまま採用されることはほぼなく、常に上司に修正をされたものがコンテンツとして記事になった。きっと、もっと多くの時間をその仕事に費やしていたらそこからライティングについて学べたのだろうけど、9ヶ月そこらで社会人になるという理由で、辞めてしまった。

9ヶ月でも学べたことはあるけど、さらに続ければ見えた世界はもっとあっただろうと思う。

人に何かを、自分の言葉で伝えて、それが伝わったという経験が非常に乏しい。いつも人とコミュニケーションをとるときは人の話を聞いてばかりで、会話を膨らませる為の言葉は出せても、自分から会話を切り出すことは少ない。

伝わると伝えるは異なるという言葉を思い出す。伝わる言葉をここでは書くことを目指す。