thinkLog.

とある社会人の思考ログ。個人的な冒険の書。

理論と実践とわかったふりの限界点

大学を卒業して社会人になってから感じることの一つに、「わかったふりの限界」がある。

社会人になってから思うことは、とにかく「わからないことが多すぎる」に尽きる。
大学時代ももちろんわからないことは多々あったはずだが、「わかったふり」をすることで大抵のことはどうにかなった。
というのも私が所属していた学部の試験がほとんどレポートを課し、提出することによって単位を与えるという仕組みであったからだろう。

試験以外でも振り返ってみれば大学時代、そこそこ動き回ったためか情報は常に溢れかえっていた。左から右へ流れる情報を受け止めて、解釈して、また流す。
自分なりに情報を吸収していたつもりだったが、これが本当にただの「わかったふり」だった。
何故「わかったふり」だったのか、理由は簡単で実践する場がなかったからだ。

と思うようになったのは仕事を始めた現在の状況と比較をしたからだ。現在は逆に実践の場しかない。
①理論を知る
②よく理解する
③理解したことを実践の場で試す
④試した結果から学ぶ
「わからないことが多すぎる」現状を打開するには、上記4つのステップをどうやら踏むしかなさそうだと最近になって感じている。
①は本を読んだり上司に注意を受けたりして行うわけだが、②をすっとばして③に行けたことがない。
いや満足のいく③に行ったことがない。そして満足のいかない③に行ったあと、たどり着くのはそれを確認した上司から一言「何もわかっていない」だ。

「じゃあ結局どこからやり直せばよかったんだ?」と頭を抱える時間が非常に勿体無い気がして、ひとまず文章にまとめてみようと思って書いてみた。
全然まとまっていないけど。

受験勉強時に【「わかったふり」は危険です】みたいなことを散々言われたが、それは何も受験をする中学生や高校生だけに関係することではなく、社会人になってからも当たり前のことなのだと最近改めて感じた。